全ては勘違いだった、はG-ANNE原作、MIM作画の恋愛漫画です。
前世で読んだ小説の悪女ドルーア・バローズに生まれ変わっていることに気付いた主人公は、処刑を避けるために動き出します。
幼い頃に交わしたドルーアとの約束を、ノクターンは守り続けていたのでした。
ここからは、全ては勘違いだった、の第20話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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目次
全ては勘違いだった【第20話】のネタバレ
木々が葉を落とし、冬の気配が近づいていました。
「ドレスと比べて地味すぎませんか?」とメイドのサディは言って、「アーロンとお揃いだから仕方ないの」とドルーアは誤魔化します。
舞踏会に向けて身支度をしているドルーアは、シンプルなネックレスを身につけていました。
それはアリスから貰った、ノクターンの黒魔法による洗脳から守ってくれる聖物のペンダントです。
『アリスはドレス着てつけて来るのかな?ノクターンに会うかもしれないのに、水晶を忘れてきたりはしないでしょう』と、ドルーアは心配します。
ドルーアのイメージでは、アリスは豪奢なネックレスの下に水晶のネックレスを忍ばせるのでないかと思っていました。
もし3人お揃いのネックレスだったら、三角関係などという変な噂が立つ可能性があるからです。
「お嬢様、クレイモア卿が到着されましたらお呼びしますね」とサディは部屋を出て行きました。
『ノクターンとアーロンが血を吐き合うおかしな出会いの後、時間が経って・・冬になった』と、一人になったドルーアは最近のことを考えます。
ドルーアの考え
『あの時は一気に色んなことを知ることになって、すぐにでも何かが起こりそうだった』とドルーアは聖水事件のことを思い出します。
アリスがペンダントを渡して帰った後、ドルーアはアーロンに安否を尋ねる手紙を送りました。
そして再びアリスと会って前日の話の続き、つまり予知夢で見たノクターンや黒魔法について話し合いました。
ノクターンにとって聖水は猛毒であり、人を祝福する神聖なる力は刃と同じ意味を持つようです。
生まれながらの黒魔法使いは人とマナの形質が違うのです。
アリスの説明
白水晶のペンダントは、ノクターンの黒魔法からある程度身を守ってくれるとアリスは言います。
「少なくとも人目が多い所では、水晶が割れるほどの大きな力は使わないと思う」とアリスは言います。
黒魔法の種類は様々であり、ノクターンがどの能力が使えるのかはっきりしません。
騎士であるアーロンの見立てでは、ノクターンの身体能力は優れているとのことでした。
『黒魔法を習うだけで罰せられる時代は過ぎたため、エドガー家レベルの公爵を処罰するには少なくとも反逆罪くらいの罪じゃないと処罰できない』と、ドルーアは考えます。
「ところで閣下は人を殺したことはないみたい。確信はできないけど、彼の機嫌を損ねた使用人、殿下の兄妹や先代公爵夫婦も皆生きてるから」とアリスは言います。
「利用するため?」とドルーアが問えば、「あ!夢でそう言ってた。僕が誰かを殺す訳ないだろって」とアリスは思い出して言います。
「待って。あなたの夢であなたとアーロンは死んだんでしょ?」とドルーアが疑問を呈すれば、「それね・・私もわからないの」とアリスは頭を抱えます。
唯一外れた、殺人が起きたお茶会の予知夢。
けれど、ノクターンとドルーアは夢と同じ会話をその後にしたのです。
その解釈をアリスも悩んでいるようでした。
『ノクターンが好き放題してるのに何もできない気がした。ノクターン、なんでだろう』とドルーアもまた悩みます。
原作ではノクターンはアリスに執着し、皇帝の側近であるリモランド公爵を洗脳して皇帝まで手の内に入れようとしていたのです。
出発直前
ドルーアは、アーロンの迎えを待ちながらまた考えます。
『原作と違ってノクターンが執着してる相手は私。一体何を考えてるの?』と、ドルーアは水晶を握りしめて鏡に写る自分を見つめます。
そうするうちにアーロンが迎えにきたことをサディが扉を叩いて知らせ、ドルーアは部屋を出ます。
『不思議なくらいノクターンが静かだ。聖水の後遺症が長引いているのか、それとも他に何か企んでいるのか。ノクターンと顔を合わせないほうがいいけど、貴族の私は今日皇族直属の誕生パーティーに参席しなければならない』と、ドルーアは覚悟を決めます。
出迎えに来たアーロンは、ビシッと黒で決めた格好をしていました。
「とても素敵です、アーロン!」とドルーアは言って、「からかわないでください、ドルーア」とアーロンは笑います。
「こんなにおしゃれして来たのに、今日があなたの婚約者でいられる最後の日だっていうのが残念ですね」と、ドルーアはアーロンの手を取りながら言うのでした。
パーティー会場
会場に入った二人は、周囲の人々がドルーアとアーロンを見てひそひそ話をしていることに気づきます。
『ここに来てる皆が何を考えてるかわかる気がする。ノクターン・エドガーとアリス・リモランドの婚約が破談になったことについて、それが私のせいだと推測してるんでしょう』とドルーアは考えます。
実は、ノクターンとアリスの婚約は根も葉もない噂から始まった話でした。
ノクターンがドルーアについて聞き出そうと何度もアリスを訪ねたせいで、2人が恋人だという噂が広まったのです。
アリスはそれを訂正しようとしましたが、なぜかノクターンに止められてできなかったのです。
ノクターンは最初からアリスと婚約する気もなく、結局はゴシップで始まってゴシップで終わった話でした。
ドルーアとノクターン
そんな会場でドルーアはアリスの姿を見つけると、「それじゃ私はアリスに挨拶してきますね」とアーロンのそばを離れますが、そこにシェリル・ボルナインが割り込みました。
「お久しぶりね、バローズ侯爵令嬢」とシェリルは高圧的で、『先日ノクターンに縁談を申し込んで断られたことで、随分恥をかいて飛び出して以来ね・・』とドルーアは思い出します。
アリスが予知夢を見ると告白した舞踏会以来の再会でした。
「バローズ侯爵令嬢が言いふらしたんでしょう?エドガー閣下があなたを友達だと思ってくれるって。もちろん閣下はとても親切な方だから、仲良くしてあげてるだけだと思いますが」とシェリルは言い始めます。
ノクターンとアリスの婚約が破談になった原因は、ドルーアが邪魔をしたせいだとシェリルは言いたいようでした。
半ばあきれたドルーアは皮肉を言い返そうかと悩みますが、周りの見物客が多くなって来るのを見て考え直します。
『いっそのことこの機会にノクターンと何の関係もないって宣言しようかな』とドルーアは思いつきますが、「お話し中突然悪いけど。それは誤解ですね。付き合ってくれたのは僕ではなくバローズです。ボルナイン侯爵令嬢」とノクターンが背後から登場しました。
「か・・閣下・・?」とシェリルは戸惑って固まり、『今日会うかもしれないと十分予測してたし心の準備もして来たけど・・来てすぐこれはないでしょ!!』とドルーアもまた戸惑うのでした。
第21話に続く>>
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全ては勘違いだった【第20話】の感想
ドルーアは過去のことで疲れ切っていて、ノクターンの善意になかなか気づきませんね。
ドルーアはアーロンに対して執着が無さすぎて、アーロンが少し可哀想です。
急に現れたノクターンは今度は何を言うのでしょうか。
次の話も楽しみです。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「全ては勘違いだった」の第20話のネタバレと感想をご紹介しました。
「全ては勘違いだった」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。