その悪女に気をつけてください、はSoda Ice原作、Berry脚色、Blue Canna作画のファンタジー漫画です。
交通事故にあった平凡な女子大学生の主人公は、恋愛小説「愛するアイツら」の悪女である公爵令嬢メリッサ・ポジェブラトに憑依してしまいます。
狼人間の森に到着したメリッサの前に、ジャックが吹っ飛んできました。
ここからは、その悪女に気をつけてください、の第77話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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その悪女に気をつけてください【第77話】のネタバレ
「ちょっと・・何よその登場の仕方は」と、メリッサは呆れたように言います。
目の前に這いつくばっているのは、目を回しているジャックです。
「ふざけんな!出迎えろって蹴りやがって!!」とジャックは後方を振り返って文句を言って、『それで転がってきたんだ。へぇ・・』とメリッサは納得します。
他の狼人間に蹴り飛ばされてジャックは吹っ飛んできたようでした。
「久しぶりじゃない」とメリッサが言えば、「それが何だよ・・」とジャックはイライラした様子でブツブツと答えます。
「あの時お前が暴れた後から・・!」とその時のことを思い出した怒りで叫ぶジャックに、「ジャック・・?」とメリッサは笑顔で自分の犬歯を指差します。
「言うことを聞かないと星の呪いが発動するわよ〜!」とメリッサが言ったことを思い出して、ジャックはビクッとして固まります。
『私が牙に彫った星をいまだに呪いだと思ってるのね。喧嘩しに来たわけじゃないから、大人しくしてくれたほうが何かと助かる』とメリッサは考えて、「よしよし、良い子ね。それにしても素直に迎えに来るとはね」と笑います。
「そいつにあんなことを言われたら出迎えるしかねぇだろ!」と怒ったジャックが指さしたのはナインであり、『あんなこと・・?もしかして脅した?あのナインが!?』とメリッサはナインの方を見ます。
ナインとジャック
ナインはメリッサに満面の笑みを向けています。
『まさか』とメリッサが思った瞬間、「まさか・・って思ってるだろ!?くっそぉ・・そいつは猫かぶりだ!!覚醒した奴が大人しいわけないだ・・」とジャックは捲し立てていましたが急に口籠もります。
ナインがじっとジャックを睨みつけ、「その・・だから・・!まぁ・・そういうことだ・・」とジャックは大人しくなったのでした。
『へ〜、ナインが脅すとはねぇ。前はナインがジャックに散々蔑まれて、やられっぱなしだったのに・・。今では立場が逆転しるからなんか不思議。弱肉強食の世界だからかな』とメリッサは感心して、「でも来るって知ってたのに断らなかったわよね?案内はしてくれるんでしょ?」と尋ねます。
狼人間たちは来訪を拒絶しているわけではないようでした。
「・・ついてこい。おい、開けろ」と、ジャックはやや赤くなりながらも森の木々に話しかけます。
しかし、森に何も変化は起きません。
「おいこら・・無視すんのか!?」とジャックが叫ぶ様子を見て、『こいつを頼りにしていいものか・・』とメリッサは少し不安になります。
「あの女・・、いや、メリッサ・ポテトラテが来たぞ!!」とジャックが怒鳴れば、森の木々が一斉に動いて目の前には真っすぐな道が現れました。
「お〜!まるで高速道路ね。ありがたいわ」とメリッサは感心して、「高速道路?何だそりゃ。まぁ、とにかく。さっさとついてこい!」とジャックは言うのでした。
森の中の移動
「あ、ユーリさん。大丈夫ですか?」とメリッサは声をかけて、「何がです?」とユーリは不思議そうです。
「呪術と魔力が反発しあったりだとか・・」とメリッサが問えば、「大丈夫ですよ!私たちのために呪術を全部解いてくれたみたいです。それに訪問の許可を得たうえで来てるからか案外平気です」でユーリは笑います。
『誘拐された件に関してはもう平気なのか心配だけど・・わざわざ聞くことじゃないか』とメリッサは考えて、「それは良かった」と伝えます。
「心配してくれたんですか?」とユーリは感動して、「ユーリさんは強い魔力の持ち主ですから」とメリッサは答えます。
「メリッサ様ったら優しいんだから~!」とユーリは嬉しそうにハートを飛ばして、「いや、別にそこまで優しくは・・」とメリッサは戸惑います。
そんな様子を見ていたナインは嫉妬でムスッと膨れっ面で、ユーリはメリッサの見えないところでナインに向かってべーっと舌を出します。
「ここらへんなんか静電気すごくない?」とメリッサは気づかず、ユーリとナインの間にはバチバチと火花が散り、『絶対に巻き込まれたくない』とヨナは冷めた目で見つめます。
ミゼンとジャック
そんな様子で一行はフォトン家の城に辿り着きました。
「えぇ!?どんだけ広いのよ」と部屋に入ったメリッサは思わず叫びます。
「首長が使う部屋だからな」とジャックは説明し、「なら今の首長はあんたなの?」とメリッサは尋ねます。
「お!?まぁ、そんなとこだ!」とジャックは得意気に答え、「選ばれし者しかなれない狼人間の首長!素敵!」とメリッサが感動してくれることを期待します。
「見てくれよ!この首長の椅子には俺しか座れ・・」と、次は自慢げに椅子の説明していたジャックでしたが、頭上からの急な攻撃を受けて吹っ飛びます。
「タチの悪いその性格は相変わらずね。久しぶり、ミゼン・フォトン」とメリッサは呆れたように挨拶します。
そこに立っていたのはナインの双子の兄でした。
『天井ぶち破ってきたんかい。自分の家だよね?』とメリッサが上を見上げていると、ミゼンがギロリと睨みつけて殺気を飛ばしました。
とっさにナインとユーリが臨戦体制を取り、ヨナも聖物を取り出して備えます。
「挨拶したのに無視する気?」とメリッサは不敵に笑って、腰に付けている剣に触れてカチャリと鳴らします。
「うっ。よくもまぁ・・、のこのことやって来れたもんだ」と少し怯んだ様子でミゼンは言って、「どういう意味よ?」とメリッサは問いかけます。
「怖いもの知らずなのか?前にここで死にかけたのによく来られたなと言ってるんだ。大した度胸だな。魔力など無いに等しいお前が致命傷を負えば、今度こそ死ぬかもしれないぞ」と、ミゼンは言います。
『ミゼンの言う通りだ。短期間で身につけた剣の腕前だけじゃ敵うわけがないし、体を犠牲にしないとひるませることすらできなかった。あの時はやっとのことで勝ったけど・・。私はここを恐れる理由はない』と、メリッサは強い意志を持っていました。
『誘拐されたユーリと小さな頃から苦しんできたナインもここにいる』と、メリッサは考えてチラッと後ろを振り向きます。
『恐怖心?』とそこにいる頼もしい仲間たちを見てメリッサはフッと微笑みます。
「怖いもんですか」とメリッサは言って、ミゼンは意外そうに目を見開きます。
「私たちの方が強いんだから!」とメリッサは自信満々に言い放つのでした。
第78話に続く>>
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その悪女に気を付けてください【第77話】の感想
ジャックとナインのやりとりが面白いですね。
メリッサも好き勝手してイキイキしています。
ミゼンの久しぶりの登場ですが、やはり悪役感がありますね。
次の話も楽しみです。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「その悪女に気をつけてください」の第77話のネタバレと感想をご紹介しました。
「その悪女に気をつけてください」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。