その悪女に気をつけてください、はSoda Ice原作、Berry脚色、Blue Canna作画のファンタジー漫画です。
交通事故にあった平凡な女子大学生の主人公は、恋愛小説「愛するアイツら」の悪女である公爵令嬢メリッサ・ポジェブラトに憑依してしまいます。
魔物に襲われそうになるヨナの前に、メリッサは飛び出します。
ここからは、その悪女に気をつけてください、の第83話のネタバレになりますので、ご注意ください。
\随時更新中!/
その悪女に気をつけてください【第83話】のネタバレ
悪女メリッサはエンディングまで生き延びますが、この戦いによってヨナ以外の味方も全員失ってしまいます。
『失った彼女は、寂しくて、寂しくて仕方なかった』と、メリッサは小説の内容を思い出します。
メリッサは、魔物に襲われるヨナの前へと飛び出します。
『笑わ、せん、な!!』と鬼の形相で剣を構えたメリッサは、魔物の攻撃を受け止めます。
剣からは火花が飛び散り、剣心は震えます。
『耐えろ。皇室の宝剣なら、これくらい耐えなさい!宝剣の力を発揮するために死ぬほど訓練に励んできた。私にはこの剣を使う資格がある!』と、メリッサは踏ん張ります。
やがてメリッサは攻撃を打ち返し、『ひるんだ!!』とチャンスを確信します。
その瞬間、後方からカルティーナとナインがメリッサが飛び出します。
「よくやってくださいました」とナインは言って、二人の剣は魔物の首を二つとも切り落とします。
「ヨナ、大丈夫?」とメリッサが話しかければ、「助かりました」とヨナはメリッサの手を取ります。
「いいのよそんな、当たり前でしょ。ありがたいならお金で示してよ。フフッ」とメリッサが言えば、「殺してください」とヨナは真顔です。
「ブレないわね」と相変わらずなヨナにメリッサは呆れ気味であり、「お嬢様」とそんなメリッサにカルティーナが話しかけます。
「あっ、師匠。ありがとうございました」とメリッサがお礼を言うと、「そんなことより・・空を見てください」とカルティーナは真面目な口調で言います。
メリッサが空を見上げると、無数の魔物が現れようとしているところでした。
「私たちだけじゃあの数は無理です」とカルティーナは助言し、「何なのよ・・!」とメリッサは戸惑います。
「一度退いて応援を要請・・」とカルティーナが言いかけたところで、「みなのもの!!かかれ!」とイアンの声が聞こえてきました。
助っ人
真っ赤な旗が翻り、雄叫びを上げた騎士たちが魔物に向かっていきます。
『イアンと第1近衛騎士団!』と、メリッサは驚きます。
次の瞬間、メリッサの後方が眩い光を放ち、振り返れば魔法陣が出現します。
そこから現れたのは、魔物に乗ったミゼンとジャックらの狼人間たちです。
「・・汚らわしい。なぜこんなものに乗せるんだ」とミゼンは文句を言って、「不満ばっか垂れやがって。デッカいし、かっけーじゃん!」とジャックは答えます。
『狼人間まで・・!さすが男主人公!来んの遅すぎ!』と思いながらも、その増援にメリッサは笑顔になります。
「名前も決めてあるんだぜ!ポテトラテだ!目つきとブサイクさが奴にそっくり・・うぉおっ!!」とジャックが魔物について語っていると、何処からか足元に銃弾が撃ち込まれます。
撃ったのは当然ながらジェイクであり、ポジェプラド家が馬鹿にされたことを察知したようでした。
「何だよ!またあの銃使いか!?どっから撃ってんだ!」とジャックは怒り、『ひとりでギャーギャー言ってるし・・。てか名前何つった?ジェイクとハラグロがいないと思ったら、本職らしくちゃんと身を潜めてたのね』とメリッサは弟のことを思います。
「いいタイミングで来てくれましたね。これだけいれば平気でしょう」とカルティーナは言って、「そりゃ、来てくれないと。ふぅ・・。自分の国が滅びようとしてるのに」とメリッサはため息を吐きます。
『一時はバッドエンドになるかと思った』とメリッサは安心します。
イアンとジャック
「あれ?それにしても団員少なくないですか?」とメリッサが疑問を感じていると、「メリッサ!」と馬に乗ったイアンが駆け寄って来ました。
「殿下!?」とメリッサは驚き、「遅れてすまない。応援を呼ぶのに時間がかかってな」とイアンは言います。
「あ・・。遅れたのはわかりますけど、騎士団の指揮しないんですか?なんでここに?」とメリッサが戸惑えば、「ん?さっき遠くで巨大な龍がここに落ちるのを見てね。そなたならすぐさま駆けつける気がして・・」とイアンはモジモジしながら顔を赤らめます。
その背景には薔薇が飛び、まさに駆けつけて来た王子様と言った光景です。
『顔を赤らめるな、照れるな。破談寸前の婚約者とそれっぽい雰囲気を醸し出そうとするな』とメリッサは呆れ、「あっ、へぇ。こいつ・・」と適当に答えます。
横に立っているナインは明らかに不機嫌です。
『後悔したって遅いんだから。今さら後悔したところで、奴がメリッサを傷つけた過去は正当化されない。まぁ、図太いイアンでもさすがに私のためだけに来るわけないか』と、メリッサは国のためだろうと思い直します。
「俺様も来てやったぜ!!俺にも挨拶してくれよ」とそこに話しかけて来たのはジャックであり、「ジャック。本当に来るとはね・・」とメリッサはジャックを見ます。
「行くって言っただろ。言ったことは守る狼なんだぞ!」とジャックは笑い、それを見るナインとイアンは不機嫌そうです。
「待ちたまえ。フォトン家がなぜここに?」とイアンは尋ね、「ポテトラテの嬢ちゃんに呼ばれたから来たんだよ。なんだ?俺らに捕って食われそうでビビってんのか?」とジャックは嘲笑います。
「メリッサが・・?ま・・まさか!魔物に乗って現れたら誰だって疑問に思うだろう・・」とイアンはムカッとして応じて、『それは私も気になってた』とメリッサも心の中で突っ込みます。
魔物退治の最中に魔物に乗ってこられたら、確かに味方かどうか悩んでしまいます。
「魔物魔物ってうるせぇなぁ。ポテトラ・・いや、ポテ太郎に何か文句あんのか!?」とジャックは怒り、「ちゃんと説明してくれたまえ。さもなくば疑惑は晴らせない」とイアンは説教口調です。
『喧嘩モードに入ってない・・?魔物をヨソに何してんの?』と、メリッサは二人を困惑気味に見ます。
その瞬間ジャックは連れてきた魔物を爪の一撃で殺し、「殺したぞ。満足か?お前はもう黙ってろ。嬢ちゃんから事情を聞いて助けに来たのにイラつかせんな」とジャックはイアンを睨みます。
「帝国民の一員として、帝国の危機に駆け付けてくれたことを心より感謝する」とイアンは皮肉たっぷりに笑い、「何・・?てめぇ今、何つった?俺らを帝国民扱いする気か!?」とジャックだけではなく他の狼人間もざわつきます。
「そこまで!!」とメリッサが叫び、イアンとジャックはビクッとして黙ります。
「喧嘩してる場合か!!」とメリッサは全力で叫ぶのでした。
第84話に続く>>
\随時更新中!/
その悪女に気を付けてください【第83話】の感想
メリッサがヨナを救えて良かったです。
イアンもジャックも間に合いましたね。
助っ人たちは仲が悪いですがメリッサはどう対応するのでしょうか。
次の話も楽しみです。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「その悪女に気をつけてください」の第83話のネタバレと感想をご紹介しました。
「その悪女に気をつけてください」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。