全ては勘違いだった、はG-ANNE原作、MIM作画の恋愛漫画です。
前世で読んだ小説の悪女ドルーア・バローズに生まれ変わっていることに気付いた主人公は、処刑を避けるために動き出します。
カンタナを探していたアリスは、怪しい紫のモヤを見つけます。
ここからは、全ては勘違いだった、の第34話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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全ては勘違いだった【第34話】のネタバレ
アリスは神殿で発見した紫のモヤに、誘われるように手を伸ばします。
「アリス!!」と、それを羽交い締めにして阻止したのはアーロンです。
「!。あ・・?」とアリスが我に返ると、「触れないでください!」とアーロンが言います。
『エド?じゃなくて・・』と一瞬アリスは考えてしまいますが、「クレイモア卿?ど・・どういうことですか?」と問います。
「大丈夫ですか?あれに惑わされてはいけません。あれは魔物の生息地に繋がるゲートです。誰かが開けておいたようですが、あれは人を惑わすんです」とアーロンは説明します。
『私はなんであれを触ろうとしたんだろう?もし触ってたら、そのまま魔獣の生息地へと吸い込まれてたわ』と、アリスは理解してゾクっとします。
「幸いゲートが段々小さくなってます。人為的に繋げたゲートだからもうすぐ消えると思います。それよりリモランド嬢はなぜここに?」とアーロンが問い、「カンタナを探しに来たんです。ここにいるって言ってましたので」とアリスは答えます。
「リモランド小公爵のことは心配要りません。さっき皇室騎士達と安全な場所に移動しました」とアーロンは説明して、「あ・・」とアリスは安堵します。
「それよりこんな危険な所まで来るなんて・・。ケガでもしたら・・!はあ・・」とアーロンはため息を吐いて、『私を、心配してるの?』とアリスはドキッとします。
アリスはエルンハルトにいた時のことを思い出します。
山頂で景色を眺めていた時、危うく転びそうになったアリスを「エド」が支えてくれたのです。
その時の記憶が、アリスにとって先程のアーロンの姿と重なって感じたのでした。
『慌ててたけど優しかったあの手をまだハッキリと覚えてる・・。あの人が思い浮かぶ』とアリスは考えながらも、「・・ごめんなさい。心配させて・・」とボソッと答えます。
『あ!つい・・!』と答えた瞬間アリスはビクッとして、『アーロンはただ騎士として心配してくれてるのに・・』と湧き上がる思いを振り払います。
アリスはアーロンの優しさに惹かれつつありました。
「いいえ・・。こちらこそすみません。そろそろ戻りましょう」とアーロンは言って、「あ・・!ドルーア!ドルーアがまだあそこに!早く行かなきゃ!」とアリスは叫びます。
二人は急いでドルーアの元へと向かいます。
一人のドルーア
その頃のドルーアは岩陰にそのまま一人でいました。
『アリスは大丈夫よね・・?アリスもアーロンも無事に戻って』とドルーアが祈っていると、ガルルと唸り声が聞こえました。
「!?」とドルーアが驚いて辺りを見回せば、草むらが動いています。
『何・・?まさか魔獣?』とドルーアは動く木々を見つめて固まります。
『息を潜めないと』とドルーアが静かにしていると、そのうち唸り声が消えて、あたりは静かになりました。
『ふぅ・・いなくなった?』とドルーアが安堵していると、どこからか小石が飛んできて近くの岩に当たります。
「石・・?」とドルーアが思わずつぶやいて石を見ていると、急に辺りが暗くなります。
ドルーアが空を見上げると、「!?!!!」とそこに見えた三つ目の熊に気づいて固まります。
その熊はまさにドルーアに襲い掛かろうとしている所であり、その影がドルーアの上に落ちていたのです。
魔獣から気配を隠してくれるブレスレットが効かなかったのかとドルーアは驚き、もしかして動物なのかもと戸惑います。
『目が3つの熊!?これは・・動物じゃない!アリスがくれたブレスレットは魔獣にしか効かないのに!今回は火あぶりじゃなくて熊にズタズタにされて死ぬ結末だなんて!』と、ドルーアは目をつぶって死を覚悟します。
その瞬間、近くに紫色の雷が落ちました。
助けた人
「!?」とドルーアが光に驚いて目を開けると、「目を閉じて」と誰かの手がドルーアの目を覆います。
「え?」とドルーアは戸惑い、『ノクターンの声?』と気づきます。
ドルーアの目の前にノクターンが立ち、熊を撃退していたのです。
「ノクターン?」とドルーアが手を退けようとすれば、「見ようとしないで」とノクターンは止めます。
ノクターンはしばらく周囲を警戒し、それから「もう大丈夫だ」と言ってドルーアから離れます。
「完全に消えたの?」とドルーアが聞きながらノクターンを見ますが、ノクターンは何も答えず、見つめ合うことに気まずくなってドルーアは少し距離をとります。
「一体なぜここに?しかも・・また変なブレスレットしてるんだな。だからすぐ見つからなかったんだな」とノクターンは言って、「あなたこそ何しにここに来たの?魔獣達はなんでここにいるの!?狩りの大会に参加もしないくせに剣までもって!」とドルーアは問い詰めます。
「剣は・・」とノクターンが答え切る前に、「あなたに助けてくれてありがとうって言う前にこれだけ確認させて!これは全部あなたが企んだことなの?」とドルーアは問います。
「・・ここに来る時もお前が僕を一番に疑うだろうと思ったよ。はぁ。最近お前は世の中で起きてる全ての悪いことが、全部僕のせいだと思ってるみたいだから」と、ノクターンは呆れ顔で髪を掻き上げます。
ノクターンは爵位を既に持っているので、大会への参観資格はありません。
「じゃあ、なんでここに現れたか理由を説明して!」とドルーアは強く言うのでした。
第35話に続く>>
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全ては勘違いだった【第34話】の感想
アリスは気付きそうでなかなか「エド」に気付きませんね。
ドルーアを襲ったのは魔獣だったのでしょうか。
効かないブレスレット、飛んできた小石、駆けつけたノクターンと気になることだらけですね。
次の話も楽しみです。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「全ては勘違いだった」の第34話のネタバレと感想をご紹介しました。
「全ては勘違いだった」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。